やきにく 十坪亭 本町店

街のひと

オーナー 渡邊貴弘さん

―まずは自己紹介をお願いします。

「十坪亭」オーナーの渡邊貴弘(わたなべ たかひろ)です。生まれも育ちも一宮ですが、阪神淡路大震災の直後の神戸で6年間くらい働いたことがあります。そのときも焼肉店でした。20代から焼肉店をオープンするのが夢だったんです。その後、名古屋の新羅館でまた6年ほど、厳しい修行を続けました。新羅館は大きな焼肉店なので、牛1頭をカットする工程や細かい部位の特長を勉強できました。

―お店の成り立ちや想いを教えてください。

その後、工場勤務を5年ほど経験し、独立したのは30代後半。独立のきっかけはリーマンショックで、どん底からスタートすればこれ以上悪くはならないだろう、と思ったこと。勤務していた工場もリーマンショックの影響で、収入が減っていました。

10年前、まずは尾西で10坪の焼肉店をスタートしました。本町のこのお店は2店舗目で、広さは20坪ほど。オープンして2年が経ちますね。

お肉は一流でも、居酒屋のようにお客様としゃべりながら、距離感の近い雰囲気を大切にしたい。一宮が好きなので、地域になじんだお店づくりを目指しています。

―お店で渡邊さんが愛しているポイントはありますか?

店内です!クラブが好きなので、音楽もクラブミュージックをかけています。店内にゴリラの人形を置いたのも一宮ではうちが初めてだと思います。尾西店よりも店内が広い分、ゴリラを置いて親しみを持ってもらいたいなと。店内に並ぶオブジェはドイツの雑貨店から買ったものです。壁にかかった金のガチョウの羽根、素敵でしょ?トイレもおしゃれですよ。

―渡邊さんがお店でがんばっていることは何ですか?

できれば、お客様のテーブルひとつひとつへしゃべりに行きたいです。お客様との会話で特長を覚えていますし、距離感が近いほうが楽しいと思います。

お肉は部位によってやわらかさや硬さが違うので、意識してカットしています。ひと口で食べられる大きさを意識し、焼くと伸びやすいものはあらかじめ小さめにカット。親しいお客様には焼き方をアドバイスすることもあります。

―コロナ禍において、お店で新しく始めたことはありますか?

正直、コロナ禍でこの本町店は休業を考えました。でも、働いてくれているスタッフのことを考えると休業できませんでした。かけもちしているバイト先も休業したスタッフも多いです。お弁当のスタートも考えましたが、うちは黒毛和牛がメインの焼肉店なので、採算があわず見送りました。

代わりに「おうち焼肉セット」をスタートしました。家でもおいしい焼肉を楽しめるよう、予算やお好みをお聞きしぴったりなお肉を選びます。電話または直接店頭にてご予約ください!

―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?

一宮市泉にあるベスティさん。よく行きます。

―最後に、お店又は渡邊さんの夢や未来像があれば教えてください。

海外出店です!以前は毎年のようにタイへ行って、うどん屋や焼肉屋がどのくらいあるか見て回っていました。タイでお店をオープンして、お店の名刺の裏にタイの住所を書いてみたいんですよね。観光客を相手に、がんばれば楽しいのではないしょうか。

編集後記

カジヤマシオリ/2021.2.16

店内に入った瞬間、クラブのようなおしゃれな雰囲気に驚きました。オーナーの渡邊さんはとても気さくで、お客様との距離感を大切にしているのもわかる気がします。一流のお肉とおいしいお酒に舌鼓を打ちながら、わいわいとした雰囲気を楽しめそうです。

店舗情報

飲食業/焼肉

月~水、金、土 17:00~23:00
日 17:00~22:00

定休日:木

一宮市本町2-4-5

Tel:0586-73-2900

https://r.gnavi.co.jp/nxv1tyh50000/

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