オーナー 高森晃永子さん
―まずは自己紹介をお願いします。
「おばんてい」オーナーの高森晃永子(たかもり みえこ)です。一宮で生まれ、一宮で育ちました。
―お店の成り立ちや想いを教えてください。
「おばんてい」がオープンしてから2年とちょっと経ちました。話すと長くなりますが…私が年老いてからも続けられるようなお店を始めたかったんです。当初は居酒屋スナックのような雰囲気を考えていましたが、完成したら少しこじゃれた雰囲気の居酒屋になりましたね。
一宮商工会議所に入って19年ほど経ちますが…この物件を見つけたころから、もうそろそろ卒業の時期ではないかと思い始めました。卒業前に、所属していた証を何か残したくて、同じ商工会議所のメンバーの協力を得て、このお店をオープンしました。設計もメンバーにお願いしています。私が商工会議所を卒業したあとも、メンバーに遊びに来てもらえるようなお店にしたかったんです。卒業するとさみしいってよく聞くので…
メニューは家庭料理オンリーです。お酒のアテで、自分で食べておいしかったものを出しています。「えんと」さんのからあげや「三楽」さんのコロッケなども仕入れています。日本酒は愛知県のものしか置いていません。お酒の仕入れは、ときどき常連のお客様のご要望をお聞きすることもありますね。
―お店で高森さんが愛しているポイントはありますか?
立地、です!一宮の、本町商店街のアーケードにあることですね。一宮で生まれ育ち、アイラブ一宮な私にとって立地は大事です。
―高森さんがお店でがんばっていることは何ですか?
細く長く、です!一宮駅前にある本町商店街で、ずっと看板に明かりをともし続けられたらいいですよね。60代、70代になってもずっと…アイラブ一宮ですから。一宮の街をこよなく愛しています。
―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?
もちろん自分のお店ですが…一宮駅前だと、冬のイルミネーションかな。ローカル感があって嫌いじゃないです。街が明るく見えるし、365日ずっとやればいいのにと思います。急にイルミネーションが終わると、なんだかさみしくなっちゃって…イルミネーションの時期が来ると、やっぱりあったほうがいいなと思うんですよね、毎年。
学生時代は、学校が終わると学生たちが本町に寄って買い食いしたり集まったりしていた記憶があります。みんなこぞって本町に来ていましたね。活気があってよかったなと思います。
―最後に、お店又は高森さんの夢や未来像があれば教えてください。
大好きな一宮で、ずっとこのお店を続けていきたいですね。
10年前からずっと、このお店を「やりたい」と口に出して言い続けてきました。思い続けるのではなく、言い続ければ夢はかなうんです。夢は言い続けていくことで、自然と夢に近いほうの選択をしていくものだと思っています。
自分の夢ですか?まだまだたくさんありますが、内緒です!