小山育子さん
―まずは自己紹介をお願いします。
浅野屋(あさのや)の小山育子(こやまいくこ)です。
当社は父が経営していることもあって、幼い頃から両親がお店でがんばる姿を見ながら育ちました。
私は20代から浅野屋で働いていて、今は一宮店と岐阜県にある店舗のマネジメント業務を中心に行っています。
―お店の成り立ちや想いを教えてください。
浅野屋は大正11年、岐阜県各務原市に「食品スーパーマーケット」として創業しました。
かなり長い歴史があるんですが、ここ一宮店は浅野屋の2店舗目として2020年10月にオープンしました。
一宮市に出店した理由は、以前一宮総合駅で路面販売したことがあって、そのときの反響が大きかったのが背景にあります。
当時立ち寄って頂いたお客様から「青果が新鮮で安い!」と、うれしいお言葉をたくさんもらったんですよ。
それでこの場所にオープンすることを決めたんです。
ありがたいことに、なかには路面販売していたことを覚えてくれているお客様もいらっしゃるんですよ。
大型スーパーや商業施設は品数が充実しているので、そちらへ買い物に行く方も多いと思います。
けれど人が多いですし、少しだけ買いたい場合にはちょっと不便に感じることもあるのではないでしょうか。
当店は果物・野菜を中心に「一品から気軽にサッと買えてラク」という大型店とは違った利便性を感じていただけるかと思います。
コロナ禍においては「人の多い場所には行けないけど、食材は買いたい」というお客様のご利用も多いんですよ。
―お店で小山さんが愛しているポイントはありますか?
「良いものをお値打ちに」がモットーであり大切にしているポイントですね。
浅野屋はさまざまな食品を販売していますが、なかでも新鮮でおいしい野菜・果物をお値打ちにご提供することにこだわっています。
そのためには青果を仕入れるときの「目利き」がとても大切なんです。
長年培ってきた知識と経験を武器に新鮮な青果を仕入れられるのは、浅野屋だからこそできるという自負があります。
なによりお客様に喜んでいただけるのが一番うれしいですね!
―小山さんがお店でがんばっていることは何ですか?
お客様とはできる限りコミュニケーションを取りたいと思っています。
高齢なお客様もご来店しますので、近況を教えてもらったり会話を楽しむこともよくあります。
「この前買った野菜、新鮮でおいしかったよ」なんてお声がけしてくださることもあると、やっぱりうれしいですね。
店頭のスタッフは皆がんばってくれていて、セールの提案や運営について意見をもらうこともあるんですよ。
お客様のことをよく考えて仕事をしてくれているので、とても助かっています。
―中心地街でお好きなお店やスポットはありますか?
商店街が好きですね。
お店も多いですし、雰囲気がとても良いと思います。
―小山さんの夢や未来像があれば教えてください。
浅野屋は2022年に創業100周年を迎えるのですが、これからもお客様に愛されるお店を目指して、スタッフたちと一緒により良い店舗運営を心がけたいですね。
―最後に読者へメッセージがあればお願いします。
献立に一品付け足すための「ついで買い」や、食材の「買い足し」などちょこっと買いでも大歓迎です。
お値打ちで新鮮な野菜・果物はもちろん、セールも定期的に開催しておりますのでお気軽にお店へ足を運んでもらえるとうれしいです。
編集後記
今村アツキ/2021.1.7
小山さんがおっしゃるとおり、店内は新鮮な野菜・果物がずらりと並びどれもお値打ちでした。
取材時のおすすめを聞いたところイチゴとのことで、なんとその場で「値引きセール」を開始。
お値打ちすぎたので思わず2パック購入しました。
食べてみたら新鮮でとてもおいしくて、もっと買っておけばよかったと後悔...
取材とはいえ、こちらまで元気をもらえる接客にも大満足でした。