ヘアーサロン カワグチ

街のひと

代表 川口初雄さん

―まずは自己紹介をお願いします。

代表の川口初雄(かわぐち はつお)です。一宮で生まれ育ち、専門学校へ通いながら岐阜の理容室で3年ほど下積みをしていました。他の理容室でも働いたあと、4代目としてこのお店に戻ってきました。

―お店の成り立ちや想いを教えてください。

「ヘアーサロン カワグチ」は約120年前、曽祖父が創業したお店です。うちは代々この仕事をしているので、私もなんとなく同じ道に進みました。岐阜での修行時代はとても厳しかった思い出があります。

軽い気持ちで始めた仕事ですが、今はとても楽しいです!初めてのお客様はめちゃめちゃ緊張しますが、よく知っているお客様とはたくさんおしゃべりしたいです、実は。

―お店で川口さんが愛しているポイントはありますか?

雰囲気でしょうか。ゆるい感じ…ですかね。古いお店ですが、お客様にはゆったり過ごしていただけていると思います。仕事の休憩時間にお越しいただいたり、中には髪の毛を切っているときに寝てしまうお客様もいたりして…現代風のおしゃれなお店ではなくとも、リラックスできる空間なのかもしれません。先々代が店に立っているときから、同じような雰囲気だった思い出があります。その頃は本町もにぎわっていましたね。

―川口さんがお店でがんばっていることは何ですか?

この雰囲気を大切に、ゆったりと過ごしていただくこと。日頃の疲れを少しでも癒していただきたいですね。ここにいるときはほっとできるように。髪の毛を切ってさっぱりとするのと同じく、心もリフレッシュできるような空間にするため、がんばっています。

―コロナ禍において、お店で新しく始めたことはありますか?

今まで予約をとっていませんでしたが、今後は予約制にしようと思います。コロナ対策で人が密集しないようにするのと、今後ものんびりゆったり仕事を続けるためにです。先代が高齢になってきたのもあり、さまざまなタイミングが重なって決意しました。準備はできていますので、予約の際は専用の電話番号からお願いします。

今後も、お客様を第一に営業し続けます。自分たちでやれる対策はしっかりやりますので、安心してお越しください!

―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?

子どものころは、七夕まつりは毎年の楽しみでした。店の前に屋台が並ぶ様子を見ていると、もう、わくわくが止まりません。店の目の前で行われる、屋台の組み立てから間近で見ていました。インドアな子ども時代でしたが、七夕まつりは楽しみ。でも、七夕まつりへ行くというよりも七夕まつりが本町に来る、という感覚でしたね。まさに非日常。期間中は毎日お小遣いを握りしめて行っていました。

一大イベントですし、2020年は中止になってさみしかったです。2021年は開催されるといいですね。

―最後に、お店又は川口さんの夢や未来像があれば教えてください。

日常でも仕事でも、のんびりゆったりと楽しくしたい。がつがつしすぎるといい仕事もできませんし、お客様にご迷惑をおかけしますから。のんびり、ゆったり楽しく仕事がしたいです。

編集後記

カジヤマシオリ/2021.2.19

実は私、人生で初めて理容室を訪れたのですが、設備について丁寧に説明していただきました。代表の川口さんはとてもフレンドリー。おしゃべりを楽しんでも、思わず寝てしまっても、ほっとするような時間が過ごせそうです。

店内には、ずっとクラシックが流れていました。これは先代のアイデアだそうです。クラシックが流れ、ゆったりとした雰囲気の中で寝てしまうお客様がいるのもわかる気がします。

店舗情報

サービス業/床屋

水〜金 9:00~18:00
土、日 8:30~18:00

定休日:月、火

一宮市本町3-1-8

Tel:080-8891-1429(予約専用)

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