じぶん不動産株式会社

街のひと

 スタッフさん

―まずは自己紹介をお願いします。

一宮市大江に本社を置き、不動産の売却・買取に特化した事業を展開する「じぶん不動産株式会社」の代表取締役・岩田知一(いわたともかず)です。

私は元々、不動産業界とは全く畑違いの分野で仕事をしてきました。リゾートホテルを展開する企業で勤めた後に独立。投資会社を立ち上げ、病院のM&Aや事業再生を手掛けたほか、着床前診断を扱う不妊治療クリニックの運営や、大手旅行会社と連携したインバウンド向けメディカルツーリズム事業などにも携わりました。

とにかく「面白そうだ」と思ったことには、どんどん挑戦してきました。そうした中、コロナ禍の少し前に事業を売却し、新たな挑戦を模索する中で、経営が行き詰った旅館やホテルの再生に取り組み始めたのですが、コロナの影響で一旦ストップすることに。

次に何をやろうかと考えていた時、ふと思い出したのが、「これからは地域に密着し、コツコツと積み上げていく地に足の着いた商売をするのもいいかもしれない」。そう考えた私は、それまで拠点としてきた東京を離れ、故郷である一宮市に戻って「じぶん不動産」を立ち上げることにしました。

―会社の成り立ちや想いを教えてください。

物件の仕入れや売却など、不動産の売買に関するノウハウが一切ないところからのスタートでした。すでにたくさんの不動産業者が存在する中で、どんなビジネスであれば、お客様の役に立つことができるか。それを考える中で辿り着いたのが、一般的なアパート・マンションの仲介ではなく、不動産の売却・買取に特化した現在のビジネスモデルでした。

私たちは、ご自身が持つ土地や建物を売りたいと考えているオーナー様を見つけ出し、じぶん不動産独自のルートで(金融機関・ハウスメーカー等含む)マッチングすることで、より良い価格で不動産を売却するためのお手伝いをしています。

おかげさまで会社設立から4年が経過した現在、多い時で月4~5件ほどの不動産の売却を手掛けており、最近では一宮市内のみならず、尾張エリアなどの周辺地域にも営業を拡大しています。

―会社で岩田さんが愛しているポイントは?

スタッフを含めてお客様を第一に考え、不動産トラブルを抱えたたくさんの方のお役に立てているところです。じぶん不動産が依頼を受けた土地や建物は、90%以上の確率で3ヶ月以内に売却が決定しています。売却されたお客様からは「ありがとうございます」「お願いして良かった」といった感謝の声をたくさん頂戴しています。

スタッフの発案で始めたサービスも気に入っています。じぶん不動産では、思い入れのある実家などを解体した際、大切にしてきた家の柱や机などの木材を再利用し、写真立てにしてプレゼントしています。お亡くなりになった方が好きだった場所の写真などを入れてお贈りすると、非常に喜んでいただけますね。

―岩田さんが会社で頑張っていることは何ですか?

会社の認知度を高めることです。一宮市役所のすぐ隣に立地しているため、「見かけたことはある」という方は結構多いですが、私たちがどんなビジネスを行っているのかまでは知らない方がほとんどです。

じぶん不動産では、不動産情報サイトなどに物件情報を公開することはありません。土地や建物の売却を検討していることを知られたくない売主様もいるからです。不動産のプロとして水面下で動き、できるだけ迅速かつ高値で売却を決めるのが私たちの使命だと考えています。

不動産関連のトラブルで最も多いのが「相続に関するもめごと」です。複雑に絡み合ったトラブルを解消するため、これまで様々なビジネスを通じて培ってきた交渉術を駆使しながら、土地や建物の売却を円滑に進めていけるように常に最善を尽くしています。

―中心市街地で岩田さんがお好きなお店やスポットは?

お気に入りのお店は本当にたくさんあります。なかには親子3代で通っているような飲食店もあり甲乙つけがたいですが、なかでもよく行くのが「天吉」さん。先代のおじいさんの頃から通い続けています。友人・知人を安心して連れていける一軒だと思いますね。

あとは、こちらも定番ですが、「タキヤ」には小さい頃からよく足を運んでいます。いわゆるジャパニーズパスタで、個人的にはソルフェリーノなどが好きですね。

―最後に会社または岩田さんの夢や未来像があれば教えてください。

じぶん不動産の事業をより多くの方に認知してもらうため、「じぶん食堂」という飲食店を開業し、安くておいしい料理を提供する構想を描いています。食堂の利益はトントンでもいい。たくさんの人が集まれば、これまでにない情報が手に入りますし、自然とビジネスにも繋がっていくはずだと考えています。なによりおいしい食事は、人を笑顔にできるところがいいですよね。ゆくゆくは子ども食堂なども手掛けてみたいと思っています。

「1+1=」は、「2」ではなく、田んぼの「田」。私はいつも、人が考えないこと、思いつかないことをカタチにするのが自分の生き様だと考えてきました。不動産事業もまさにその一つだと思っています。異業種から参入した私だからこその発想の転換、斬新な視点を活かし、さまざまな不動産トラブルを解決に導いていきたいです。

私たちは普段、地図を片手に持ちながらいろんな方のご自宅を訪問しています。もし私たちと出会う機会がありましたら、不動産に関するお悩みをぜひ気軽にご相談いただければと思います。

―スタッフの皆さんからもメッセージをお願いします。

営業 堀江さん

私がじぶん不動産に入社したのは、一宮市に興味があったから。名古屋から電車でおよそ10分。そんな住みやすい街・一宮で、不動産業に関わりたいと考えていました。この会社の魅力は、地域に寄り添い、お客様、社員、取引先様を大切にしているところです。これからもお客様のマッチングに力を入れ、社業を通じて社会に貢献していければと思います。

営業 萩庭さん

不動産業界は難しそうだと諦めていたのですが、前の職場を退職したのを機に「宅地建物取引士」の取得に挑戦。晴れて合格し、じぶん不動産に入社しました。私が頑張っているのは「空き家対策」。売主様により良い条件を提示できるようにお客様第一で活動しています。

事務 浅井さん

私がじぶん不動産に就職したのは、全く分からない業界だったため、どんな仕事をしているのか知りたかったのが一番の動機でした。この会社の魅力は、一緒に働いている皆さんがとにかく優しいところです。日々の事務作業に精を出すだけでなく、じぶん不動産の存在をより多くの方に知ってもらえるように知名度アップを図っていければと思います。

広報 小島さん

私は広報関連の仕事がしたいと考えていたところ、じぶん不動産を見つけて入社しました。この会社の強みは、スタッフ同士の連携が取れている点にあると感じています。今後の目標は、広報担当者としてじぶん不動産の認知度をもっと高めていくこと。将来的には一宮の不動産というと、真っ先に「じぶん不動産」の名前が挙がるような会社にしていきたいです。

編集後記

一宮市役所のすぐ隣という一等地にオフィスを構え、異業種で培ってきた類まれな経営センスを活かして独自のビジネスを展開する岩田さん。インタビューでは、空き家対策や相続問題など、不動産にまつわるさまざまなトラブルの解消を通じて「地元・一宮市に貢献したい」という熱意が伝わってきました。会社の認知度アップに向けた飲食店の開業など、今後のさらなる展開にも大いに期待したいです。

店舗情報

不動産業

9:00〜18:00

定休日:土曜日・日曜日(夏季、年末年始)

一宮市大江2丁目1番20号

Tel:0586-52-2464

https://www.jibun2103.jp/

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