ラウンジ エクシブ

街のひと

オーナー 福本真衣さん

―まずは自己紹介をお願いします。

「エクシブ」オーナーの福本真衣(ふくもと まい)です。生まれも育ちも一宮で、地元でこのお店を経営しています。また、お店をオープンする前から、建設会社の社長を8年ほど続けています。

―お店の成り立ちや想いを教えてください。

「エクシブ」がオープンして丸5年が経ちますね。建設業の仕事を通して、このお店の前のオーナーさんと知り合いました。年配の方で「もうそろそろお店を売りたい」とご相談を受けたのがきっかけです。他にも入札していた会社はありましたが、オーナーさんは若い人にお店を売りたいと思ってくださったようです。

正直、最初は投資目的で、他の人に任せるつもりでした。なかなかうまくいかず…スタッフも定着せず、オープンから10か月後には自分もあわせて2人しかいない状況で。もうダメかも、と思いましたがそれでも続けたかったです。

5年経ち、今では在籍スタッフも30人に。私が出張で不在のときも、みんな「オーナーがいないからがんばらないと!」とがんばってくれています。お客様もいい方ばかりです。お客様は地元の方が多いですが、出張の際に必ずお立ち寄りいただく方もいます。自分ひとりではここまでやれませんでした。

―お店で福本さんが愛しているポイントはありますか?

内装の設計は自分の会社でやりました。できるだけゆったりと過ごせるよう、あえてソファーとカウンター席にはスペースを空けています。

―福本さんがお店でがんばっていることは何ですか?

スタッフには、楽しみながら売り上げを増やしたいから無理はしなくていいよ、と伝えています。

お酒も無理して飲まなくていい。でも、売り上げのためにがんばって飲みすぎてしまうスタッフもときどきいて…いつも働く姿を見ていて、がんばってくれていると感じます。がんばりすぎたスタッフのところには他のスタッフも応援に行こうとするし、男性スタッフもフォローします。

なので、スタッフ同士の関係も良好なのではないでしょうか。私自身、スタッフがかわいすぎて「今日もキレイ」「髪型かわいいね」と毎日のようにほめています。言われて嫌な人はいないはずです。私自身そうなので、スタッフ同士も悪口を言わず雰囲気が良いのではないでしょうか。

―コロナ禍において、お店で新しく始めたことはありますか?

コロナ禍においては、時短営業協力金を受け取らずに営業を続けました。「エクシブ」ではいろいろな事情を持つスタッフが働いています。2020年の4~5月はお休みしていた日も多かったですが、それを経て、またやろうと思えました。風評被害も心配で迷いましたが、スタッフからは「働く場所をくれてありがとう」と言われました。

―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?

真清田神社が好きです!行くとなんとなくすっきりした気持ちになります。悩んだときにも行きますよ。

住み慣れた街だからか、一宮の街が好きです。離れようと思ったことはありません。

―最後に、お店又は福本さんの夢や未来像があれば教えてください。

経営者として現状には満足できますが、そこで満足せずにチャンスをつかんで、もっと上を目指したい。お店や業種を問わず、言えることですね。

私自身としては、いつかヨーロッパをめぐりたいです!アジアやアメリカにはよく行きましたが、今までヨーロッパは行ったことがないので。旅行すると世界観が広がります。特に気になるのがスペイン。風景を見たいし、バルめぐりもしてみたいです。

編集後記

カジヤマシオリ/2021.2.28

自分ひとりではここまでやれてない、と話す福本さん。最近、お客様から「他のスタッフさんの笑い方や話し方がオーナーさんに似てきている」と言われることが増えたそう。ほほえましいエピソードに、スタッフさんがみんな楽しく働いている様子が思い浮かびました。スタッフさんがかわいくてしかたない、と福本さんが思っているのもわかる気がします。

店舗情報

飲食業/ラウンジ

20:00〜翌1:00

一宮市神山1-10-1-106

Tel:0586-45-3618

店舗一覧

お問い合わせ