おばん菜割烹 みのる

街のひと

代表取締役 竹市敦彦さん

―まずは自己紹介をお願いします。

代表取締役の竹市敦彦(たけいち あつひこ)です。「おばん菜割烹 みのる」の2代目です。 産まれも育ちも稲沢市ですが、16~17年前に先代の父がこのお店をオープンしたのを機に、私もここで働き始めました。その後、名鉄百貨店の地下でお惣菜屋を出していた時期もありますが、あまりうまくいかず…状況をなんとかしたくて、沖縄まで行き、風水を学んだこともあります。

―お店の成り立ちや想いを教えてください。

先代の父は一宮中心部で、あちこちのお店に携わっていました。中にはオープニングスタッフとして板長を任されたお店も。そこで得た人脈を生かし、この店を始めました。

父の名前が「みのる」だったので、「おばん菜割烹 みのる」という店名にしました。地域やお客様、そして食に対しても「みのる」という意味合いを込めています。私が2代目になっても店名は変えていません。

―お店で竹市さんが愛しているポイントはありますか?

時代に応じて変えることも必要ですが…先代から継いだものはあまり変えず、そのまま提供しているところです。そこはこだわりですね。あとは、自分に嘘をつかないこと。お店でもそうしています。

―竹市さんがお店でがんばっていることは何ですか?

とにかく、維持。維持していくことです。お客様からも「このお店を守っていってほしい」と言われることが多いので、なおさらですね。

また、お店のおかみは無農薬野菜の自家栽培をがんばっています。健康維持のために始めましたが、今では収穫した野菜の一部をお店でも提供しています。

―コロナ禍において、お店で新しく始めたことはありますか?

コロナ禍を機に、おばんざいはカウンターのショーケースにしまっておくようにしています。

また、2021年からおばんざいのオンラインショップも始めました。真空パック詰めしたものを地方発送できるよう、2020年6月に免許を取得。おうちでも、お店でのおいしさを気軽にお楽しみいただけます。仕出しお弁当も引き続き対応いたします。

3年前にやめたランチも、コロナ禍を機に復活させました。ランチは高齢者の方や、ビジネスミーティングがてらという方によくお越しいただいていますね。

おばんざいは仕込みが大切ですが、手を抜かず丁寧にやっています!

―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?

真清田神社です。先代が他界した2020年の8月ごろまでは、月に1~2回くらい思い立ったときに行ってました。お店から歩いて行けますしね。お店を始めてからしばらく忙しかったので、5年くらいして落ち着いてからよく行くようになりました。

―最後に、お店又は竹市さんの夢や未来像があれば教えてください。

お客様には、自然体で過ごしていただきたいと思っています。なので私も、自然体でお客様に接していけるようなお店にしたいですね。気取らず、身構えず…ふらっと来ていただけるように。

最近は、おひとりで来ていただく方も増えていますね。出張や会社帰りに、ひとりでもふらっと立ち寄っていただきたいです。

編集後記

カジヤマシオリ/2021.2.8

先代の父と一緒に、この店に携わってきた竹市さん。カウンターのショーケースには、竹市さんがじっくり丁寧に作ったおばんざいが並んでいました。

2021年に始めたおばんざいのお取り寄せは、真空パックの写真でもおいしさが伝わってくるよう。おうちで過ごす、ちょっと特別な夜を彩ってくれそうです。

店舗情報

飲食業/割烹料理

11:30〜14:00(L.O.13:30)
17:00~22:30(L.O.22:00)
※材料がなくなり次第閉店することがあります。

定休日:日曜日・週末以外の祝日・社会貢献活動日

一宮市栄3-4-6

Tel:0586-73-1010

https://www.kappou-minoru.com/

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