代表取締役 服部雅徒さん
―まずは自己紹介をお願いします。
代表取締役の服部雅徒(はっとりまさと)です。小学6年生の頃から一宮で育ち、イベントなどで音響の仕事をしています。20代のころは自分でもバンドをしていて、ドラム担当でした。バンドTHE BLUE HEARTSやJUN SKY WALKER(S)の曲をよく演奏していました。初めて行ったライブはプリンセスプリンセスで、中学生の頃に岐阜まで見に行った記憶があります。
―お店の成り立ちや想いを教えてください。
このライブハウスは2005年オープンです。その前から音響の仕事をしていましたが、一宮の中心部はライブハウスが少なく、あったらいいのにと思ったのがきっかけです。今では地元・一宮の方によくご利用いただいています。
バンドだけでなく、アイドルのライブやダンスの発表会も開催しています。音楽のジャンルはさまざまです。練習もできますし、平日の夜にバー営業をしていた時期もありますよ。
―お店で服部さんが愛しているポイントはありますか?
やっぱりライブハウスは地下にないと!ということで、地下にあることですね。最初から地下にある物件を探していました。
レイアウトとしては、やり直せるならもう一度作り直したい…そんな気持ちもあります。ステージはフロアの奥にありますが、扉を開けてすぐステージがあったほうがいいな、と思うこともあります。
―服部さんがお店でがんばっていることは何ですか?
いろいろと試行錯誤はしました。例えば、フロアに鏡を設置し、鏡を見ながらレッスンに使えるようにしています。最近では鏡のあるおかげで、卒業式の着付けの場所としてご予約いただいたこともあります。先々週も、YouTube配信のために場所をお貸ししました。ライブ以外でのご予約もありますね。
―コロナ禍において、お店で新しく始めたことはありますか?
2020年の4月から、ほとんど休業状態です。経営が苦しく、閉めようと思ったときもありました。今、ライブハウスはどこも大変な状況にあるのではないでしょうか。2021年の4月、5月頃からまたイベントができないかなとは思うのですが…
早く収束し、イベントができるような世の中になることを心から祈っています。
ライブやイベント以外でもこの場所をお貸ししますので、場所を探されている方は電話やホームページからお問い合わせください。フロアには大きな換気扇も置いていますし、安心してお越しください。
ここ最近は、会議や講演会などでのライブ配信の仕事も増えています。ライブ配信でお困りでしたら、お気軽にご相談ください!
―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?
好きなお店はいっぱいありますよ!それに、一宮の街を盛り上げたいという気持ちはあります。そうでないと、この場所でライブハウスを続けられないと思います。
―最後に、お店又は服部さんの夢や未来像があれば教えてください。
最近はバンドブームも下火なのかな、と思うときがあります。それでも、このライブハウスを続けていきたいです。今まで、毎年3月には地元高校の卒業記念ライブをここで開催していました。地元ならではだし、面白いんですよ。
編集後記
カジヤマシオリ/2021.2.20
地元・一宮を盛り上げたい思いを持ち、ライブハウスを経営する服部さん。
厳しい状況でも経営を続けてきた思いと情熱が伝わってきました。毎年5月の杜の宮市では、イベントステージの音響でも活躍されています。
音響や照明の調整をする姿、とてもかっこよかったです!