合資会社大宮工業

街のひと

 大宮和広さん

―まずは自己紹介をお願いします。

合資会社 大宮工業の大宮和広(おおみやかずひろ)です。

若い頃の話ですが、私は大学を卒業したら地元一宮を離れて土建関係の会社に就職したいと考えていました。
それで希望する会社に面接したのですが、落ちてしまったんです。
しかたなく他を探して複数の会社に面接したのですが、ことごとく不採用になりまして…。

私は昭和50年生まれなんですが、いわゆる就職氷河期世代にあたります。
私のまわりも就職できない友人ばかりでしたね。

いよいよ「このままではまずい」と思って、父親に頼み大宮工業へ入社させてもらいました。
入社して、はじめはお使いのような仕事ばかりしていました。
私自身もそれほど仕事に対して情熱がなかったかもしれません。

転機が訪れたのは入社から3年後のときです。
会社の代表だった父親が亡くなったんですよ。
そのときに「このままではいけない」と、自分のなかでスイッチが入りましたね。
父が亡くなってから、兄(代表)や職人に仕事を教えてもらい、仕事を覚えようとがむしゃらに頑張りました。

―会社の成り立ちや想いを教えてください。

弊社は昭和30年に私の父が創業、今年で68年目になります。
当時から公共事業に携わり、さまざまな設備工事をおこなってきました。
このあたりだと今伊勢西小学校や末広小学校、萩原公民館は弊社で設備工事をさせていただいています。

近頃は個人のお客様も増えてきており、現在は公共と個人半々くらいの割合でご依頼頂いていますね。
ありがたいことに、既存のお客さんから新しいお客さんを紹介して頂くことも多いんですよ。

―会社で大宮さんが愛しているポイントはありますか?

いまの仕事は25年以上になりますが、最近になって気付いたことがあるんです。
それは「俺、この仕事好きだな」っていうこと。
設備の修理依頼で壊れている原因を調べたり、部品を組み立てたりしていると、純粋に楽しいと感じるんですよね。

長らく自覚はなかったのですが、最近になって天職だなと思えるようになりました。
もちろん仕事ですから苦労もありますけれどね。

あと、やっぱりお客様から感謝の声をいただくときは本当に嬉しいですね。

―大宮さんが会社でがんばっていることは何ですか?

お客様からの依頼は、たとえ内容が難しい場合でも意地でもやり遂げるのが私のポリシーです。
どんなときも真面目に仕事に取り組む気持ちを忘れないようにしています。

―一宮市内でお好きなお店やスポットはありますか?

本町にある韓成(かんなり)さんは好きでよく行きます。
辛いものとお酒の組み合わせがたまらないんですよね。
友人とたわいもない話をしながら交わすお酒は最高に楽しいです。
ストレス発散になっています(笑)

―大宮さんの夢や未来像があれば教えてください。

絶対に引退しないことです。
生涯現役でこの仕事を続けたいと思っています。

やっぱり、この仕事が好きなんですよね。
好きな仕事でお客様に感謝されると、本当に喜びを感じられますから。
自分のなかに「引退」の2文字はありません。

―最後に、この記事を読んでくださっている方へメッセージがあればお願いします。

設備に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
設備工事だけでなく、一般家庭のリフォームも行っていますよ。
皆さまの快適な暮らしを支えられるよう、これからもコツコツ真面目に頑張りたいと思います。

編集後記

今村アツキ/2023.1.31

紹介で絶えず仕事の依頼があるのは本当にすごいことだと思います。
実績と信頼があるからこそ、お客様も安心して紹介できるんでしょうね。
僕自身も学ぶべきことが多い取材になりました。

店舗情報

設備工事業

一宮市大和町毛受字城之腰14

Tel:0586-45-8251

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