代表取締役 柴田篤志さん
―まずは自己紹介をお願いします。
代表取締役の柴田篤志(しばた あつし)です。一宮で生まれ育ちましたが、大学在学中にひとり暮らしを始め、働き始めてからはいろいろな街を転々としました。一宮に戻ったのは起業する前のこと。趣味はサッカーやクラシックバレエを観ることです。
―会社の成り立ちや想いを教えてください。
2021年3月、法人として第6期目に突入しました。業種は絞らず、ホームページやWEBのシステム開発を展開しています。他の会社にいたときから独立を考えていましたが、妻が病気にかかったことを機に、個人事業主に。個人事業主になって1年経ったころ、株式会社アントロワを設立しました。
独立したいと考え始めたのは、いろんな会社で働くとともに、いろんな地域に住んだ経験から。実際に住んでみると、どの地域もそれぞれいいな、と感じました。どの地域も、そこで暮らす人々にとっては大事な場所だから、より良くしたほうがいいだろうと思うようになりました。そこで、自分がお役に立てそうなことは、ITやシステム開発だったんです。
―会社で柴田さんが愛しているポイントはありますか?
正社員3名とアルバイト1名、全員リモートワークで働いています。その理由は、もともと、妻が病気にかかったことをきっかけに独立したからです。
子育てや介護など、スタッフさんそれぞれにさまざまな事情があった際に、働くことはやめられないのに、仕事をやめなきゃいけないという状況にはしたくない。リモートワークも、そのような状況をつくらないための一環です。最初から出社しなくてもいい状況にすれば、何かあったときも安心。この会社ならではのポイントですね。
―柴田さんが会社でがんばっていることは何ですか?
スタッフさんの働きやすい環境づくりでしょうか。経営者としての役割だと思います。仕事しやすく、楽しく働ける環境づくりですね。
人数が増えていっても、全員が働きやすい環境をつくること。ビデオ会議などを使って遠隔でコミュニケーションをとっていても、会社としてスタッフさんみんなで働いていると実感できる環境をつくりたいです。スタッフさんも「働きやすい」と言ってくれていると思います。
―コロナ禍において、会社で新しく始めたことはありますか?
もともと働く環境はリモートワークのため、会社においての変化はとくにありませんでした。
しかし、世の中の会社やお店の状況は大きく変わったと思います。そのような状況にも、ITが役に立つ場面が増えているのではないでしょうか。最近では、ECサイト制作のご要望も増えています。
―話は変わりますが、中心市街地でご自身が好きなお店やスポットなどはありますか?
僕が運営する、ひつじのいるシェアスペース「ハウスカパイッカ」です。現在、人の集まるイベントを積極的にやれない状況が続きますが、それでもこの街の人々に集まってもらえる場所だと思います。ぜひ、みなさんも遊びにきてくださいね。
―最後に、会社又は柴田さんの夢や未来像があれば教えてください。
会社としては、地元の中小零細企業をITでサポートし続けたいです。
今後、ますますITは必要になってくるでしょうから。それを、もっといろんな地域でやってみたい。全国津々浦々、いろんな地域で人を採用し、その人を拠点に地域の中小零細企業をサポートしたいです。その一環として、1月に青森在住のスタッフを採用しました。将来的にもっと増やしていきたいです。
個人的には、とにかく仕事が好きなので…プログラミングをしながら全国を転々とするような生活もしてみたいです。
編集後記
カジヤマシオリ/2021.3.9
柴田さんは、あらゆるITの困りごとを解決してくれる会社「株式会社アントロワ」を経営しています。いつも気さくで私も一緒に働きやすいと感じるので、きっとスタッフさんも同じなのではないでしょうか。
ベースはリモートワークで、いろんな地域の中小零細企業をITで支えていく。青森の次はどこでスタートするのか、とても楽しみです。